「診察券をお願いします」 「あー、前の猫じゃなくて新しい猫なんですけど……」 「そうでしたか。それではこちらの方にお名前等、ご記入してくださいね」 その女性がやけにチラチラ見てくるのが凄い気になる。 確かに少し寝癖は付いていたが、それほどまでに見られるとは。 視線を無視して記入に取り掛かったが、そういえばまだ猫の名前を決めていなかった。 ちらっと猫のほうを見ると、大人しく待っている。