行き付けの動物病院に来るのは久しぶりだった。 赤と白のレンガで出来た建物で、室内は動物にも平気なアロマの匂いが漂っている。 「懐かしいニオイだな」 「こんばんわー」 受付の綺麗な女性が、営業スマイルといわんばかりの顔で微笑みかけてくる。 引きつった笑顔よりはマシだけどなんかスキじゃない。 猫が入るのを確認して、受付に向かう。