防衛要塞都市

要塞都市にそびえ立つ、漆黒のビル。


指令室は、見違えるほどに忙しかった。


地下都市から緊急配属されたオペレーターが忙しなく働く。


それを、椅子に座ったリーとルイーズが片隅で見ていた。


「……この戦争は、わからないことが多すぎる。」


言ったのはリーだった。


「少人数特攻の目的、戦争の真の理由、そして何より、長続きし過ぎだ。」


ルイーズは腕を組んでうーんと唸る。


「何かが裏で動いている……?」


ルイーズからひねり出された答えだった。


「しかし、その証拠、根拠がないからな……。今は我が身を守るのが先決ってことで。」