防衛要塞都市

「目視だと!?」


誰かのその声があがる頃には、全員の視線は窓の外へ向けられていた。


迷彩色を塗装された戦闘機が二機、急速に近付いていた。


『全機戦闘体制へ移行!』


無線から、小隊長の声が響く。


それにより我に返った乗組員たちは、各自持ち場に戻った。


「R03、04、05……R小隊、全機沈黙! 速い……!」


最初に入った報告が、1小隊の壊滅宣言だった。


「本部へ緊急連絡! 敵機による迎撃によりR小隊沈黙、至急救援を要せ―――」


軍に残った記録は、ここまでだった。


これはつまり……。