防衛要塞都市

ドアノブが飛んで、地面に当たり、ちょっと間が開いてから小さく音が聞こえる。


「御見事。」


リーがそう言うと同時に、無線が入った。


『リー少尉、応答願います。リー少尉。』


ザーという雑音が消えて、リーは返答する。


「どうした。」


『数名の敵軍グループが接近中であります。正確な位置、人数、所有武器等の情報は不明。』


「少将の司令は?」


『速やかに殲滅。危険性は低いため、必要最低限の武装で遂行すること。以上であります。』


「了解。今回の作戦は―――」


リーはセイルを一度見、セイルもリーを見た。


肯いた後、


「セイル上等兵を狙撃手として司令ビル屋上に配置する。ヴィンヤード少佐に補助を要請してくれ。」


『了解。』


そして、通信は切られた。


「初陣ってことで。ま、気軽にね。」


リーは言う。