月夜の影

放課後になり、私は誰よりも先に学校から出た。

家にそのまま直帰した。

少し暗い部屋。
電気をつけずにしびななベッドへ寝転んだ。

ゆっくり目を閉じた。

何も見えない。
何も聞こえない。

何も考えない。