「何処か痛い処とか有る?」 「いえ…大丈夫です。」 そう言って僕は、ゆっくり体を起こし始めた。 「起きて大丈夫?」 心配そうな顔で、起こす体を支えてくれた。 「すみません。」 「歩ける様なら、教室に帰っていいけど、気分悪くなったら、すぐに知らせてね。」 「はい。お世話かけました。」