「僕……どうして、母さんのベッドになんか…。」 僕には、母さんがうなされている所までの記憶しかない。 「覚え…てないの?」 不思議そうに僕の顔を見た。 「母さんが…うなされた事は覚えてるんだけど…。」 「そう……。 もう少し寝た方がいいわね。」 「うん…。」 ゆっくりとベッドを降りて、自分の部屋に向かった。