キーンコーン


「何のチャイム?」
「6時間目始まり」
「マジ、どーしよ」


アタシが落ちていると、リョースケは体を離してアタシの頭を撫でた。


「もう、よくね?サボりで」
「…まあね」

アタシは髪を手で整えてから言った。


リョースケは空を見上げ、手を上に伸ばして言った。