アタシとアイツ


「…アンネも覚えてるよな?」

アタシの心を読み取ったかのように、リョースケら言う。


アタシは頷く。


「「旭」」

2人は同時に言葉を発した。


男の子だから、リョースケの考えた『旭』。


「アサヒ…」

アタシはアサヒをそっとベットに戻した。


「なあ、アンネ?」
「ん…?」