――…… 「ん…」 目を開けると、白い天井が見えた。 「アンネッ!!」 すぐに、リョースケが顔を出す。 「リョー…スケ」 アタシは起き上がろうとするが、リョースケによって戻された。 「無理するな」 「あれ…アタシ…」 何でここに? …赤ちゃんは? 「リョースケ…赤ちゃんは??」 「アンネ…気失ったのに、赤ちゃんの心配するなんてな…ほら」 リョースケはアタシの寝ているベットの横にある小さなベットから白いタオルに包まれた赤ちゃんを見せた。