アタシとアイツ


「オレ達が、出会った日みたいだな」

アタシは手を下ろし、リョースケを見る。


「…そーだっけ?」
「…覚えとけよ」

アタシは再び空を見ながら話した。


「んー…あん時はリョースケ好きじゃなかったし。記憶、薄いかも」
「また…悲しい事を言うね、君は」
「アハハー」
「そのわざとらしい笑いは何!?ってかアンネはいつオレを好きになったの?」
「えー?いつだろ…」


考えた事…

なかったな。