アタシとアイツ


「大丈夫だった?」
「うん」
「そ…。よかった。」

リョースケは笑い、片手に持っていたカレーパンをアタシに見せた。


「何…」
「屋上で一緒に食べよ」
「…うん」


アタシが少し笑ってうなずくと、リョースケは置いていた方の手を離してアタシの手を握って歩き出した。