アタシとアイツ


アタシは踵をかえして、図書室を出ようとした。


「待って!」

しかし、ハナに呼び止められた。


「…何」
「ワタシ…どーしたら幸せになれる??」
「は…」
「アンネみたいに…守ってくれる彼氏が出来る??」


ハナは涙目でアタシを見る。