アタシとアイツ


入ってすぐの所で立ち止まるハナ。


「…ごめんなさい」

ハナは静かに頭を下げた。


「え…」
「ワタシ…バカだった」
「…―」
「あの後、逆レイプの事がコウたんにバレて…フラれちゃった…―」
「…バカ」
「…だよね」


ハナは下を向いたまま、涙を流した。