アタシとアイツ


キーンコーン


現実に戻すように、チャイムが鳴った。


「あ、もう給食じゃね?」
「…本当だ」
「でも、違うクラスで食べるの寂しいねー…」
「ソレ、普通は彼女が言うセリフだから。」
「まーまー…そだ!」
「…ん?」


リョースケは立ち上がり、アタシも立たせた。