「あと40分したら給食だ」 「行く?」 「…うん」 「よっしゃ!」 リョースケは体を離し、アタシの手を握って走り出した。 「リョースケ速いー!」 「オレ、陸上部だからねー!!」 「彼女を気遣えバカーッ!!」 「えーなあにー?」 「もー」 そんなこんなで10分走り続けた。