アタシとアイツ


表示はお母さんだった。


なのに…

『アンネ!!』

声の主は…


親父。


「イヤッ…」

ピッ…


アタシは電話を切り、ケータイをソファーに向かって投げた。

ケータイはソファーでバウンドして、床に落ちた。

ピリリリリ

再び鳴り響くケータイ。