アタシとアイツ


リョースケはアタシの隣に座って、アタシを見つめた。


「…ゆっくりでいいから。話せる?」
「…うん」


アタシはうなずいて、少し深呼吸をしてから話し始めた。


「…家に帰りたくない…」
「…何で?」
「家に帰ったら…DVの親父がいる。」
「…―マジ??」

リョースケは驚いていた。

そりゃ…

驚くよね。