「 ――っ、うるさい… 」

何処からともなく透き通った、少し低めの声が聞こえる。

幻聴――??

キョトンとするあたし。

「 …なに?アンタ迷子? 」

声のするほうを振り向き顔を上げる、と

あたしは、迷子になっていることも忘れ、少し呆れたような表情でこっちを見てる、
男子生徒に、目を奪われる。