あたしは呆れたように、

「 心配性だなぁ、
  お母さんは…

  だいじょぶだって~

  じゃ、ばいばーーい 」 

と言う。

「 あ、柚っ! 」

お母さんの心配を完全無視して、
お城のような門を潜り抜け、園内に入った。

わ~!!
広~~~~~い!!!

子供のように目を輝かせながら、辺りを見渡すあたし。