――バンッ
「一番乗りぃ〜♪…って早ぇなぁおい、華波に咲音!!」
「コラコラ先ずは挨拶が先ですよ、昇」
「……………眠」
昇、陸也、雄が順番に入ってきた。
「…あれ?夏樹は?」
アイツの姿が無い。
「あーアイツならほっときゃその内来る」
昇の言葉に苦笑いする。
本当にその通りだと思ったから。
「だけど、今日は皆集めて。集会だから」
「了解しました」
あたしの言葉に応えたのは陸也。
携帯を弄りながら、生徒会室を出て行った。
恐らく、下の皆に伝えにいってくれたんだろう。
…じゃ、陸也が伝えてくれてる内に皆に言っとこ。
「咲音、昇、雄、聞いて」
一言で三人はあたしの方を向いた。
少し声を低くしたから当然だけど。
「今日SNAKE HEAD(ｽﾈｰｸﾍｯﾄﾞ)を潰しに行く」
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