――素直じゃねぇ女。 いっつも強がって年上ぶって何にも言わない。 華奢な肩が微妙に震えていることに自分で気付いてねぇのか? バカだな。 バカこころ。 「こころ」 俺は独り言のように呟くとこいつの肩をそっと抱き寄せた。