休み時間。 華乃羽が走り寄って来た。 「理生~。ごめん、今日―」 「一緒に帰れないんだろ。」 俺は華乃羽の言葉を遮って今から言おうとしてるであろう事を先に言ってやった。 「うん~。本当は一緒に帰りたかったんだけえど。ごめんね~。」 そう言って顔の前で手を合わす。 そんな可愛い顔で謝られると許せてしまうじゃないか! なんて…。 帰り待っといてやろーかな。