ガラガラッ。

突然教室のドアが開いた。

「さ、サトシ・・・。」
「アカリ、今から話せる?」

あたしはサトシと一緒に屋上に
向かった。

歩いてる途中あたし達は、一言も
しゃべらなかった。

ガチャッ。

「あそこ座ろう。」
「うん・・・。」


緊張してきた。
でも、言わないと伝わらない・・・。

あたしは、話す決心をした。

「サトシ・・・。」
「ん?」
「あのさ、あたし昨日ね、ハルカから
 サトシが浮気してるって噂が流れてるよ。
 って言われたんだ。
 
 それから、本当なのかサトシの教室に
 聞きに行ったの。
 そしたら、サトシと女の子が親しそうに
 話してた。
 サトシの顔も赤かったし、浮気してるって
 噂は本当なんだな。
 ッて思ったんだ。
  
 それで、サトシが来たとき走って
 逃げた。

 浮気してるって噂は本当なの!?
 あたしはただ遊ばれてただけなの?」