体じゅうが痛い。

「アカ・・リ・・・。
 大丈夫・・・か?」
「わかんない・・・。
 ソウタは大丈夫??」
「俺も・・・
 わかん・・・ね・・・え。
 ・・・・・。」

「ソウタ?
 ねえ。ソウタ?
 どうしたの・・・?
 ねえ。返事してよ。
 ソウタ?
 ソウタァ~~~~~~~。」

ソウタは意識を失っていた。

あたしは、パニックになっていた。
ソウタはあたしの上に倒れこんだまま。

あたしの力じゃ何にも出来ない。

そうこうしているうちにも、
ソウタの血は止まらなくなってきて
あたしの服にソウタの生暖かい
赤い血がしみこんできた。