いつも通り撮影をしていた
帰り道だった。


あたしは、ソウタと一緒に
タクシーに乗って、家に帰っていた
帰り道だった。

あたしたちの乗っているタクシーが
右折したときだった。

反対車線から、トラックで猛スピードで
はしってきたのだった。

タクシーの運転手の人は急いで
避けようとした。

でも、間に合わなかった。

「キャァーーーーーー！！」

あたしは悲鳴を上げた。

「大丈夫だから落ち着け。」

すると、ソウタはあたしに覆いかぶさるようにして
あたしをかばってくれた。


ガッシャーーン。

タクシーはトラックとぶつかった。