「うちね…」 「ん…?」 「ほんとは…迷ってるんだ…よね…」 えっ…? 産むんじゃないの? 「なんで…?」 「だってさ…まだ十四才だよ…? それに…サトシは仕事してるからいいけど…リョウは学生だよ…?」 「そうだけど…」 「あたしだってさ…産みたいよ?でも…無理だよ…」 あたしは初めて、ハルカの本当の気持ちを知った…。