「それで、今に至るわけ。」

「「「・・・・。」」」

「みんな、なに、しんみりしてんの
 さ~。
 ほら!
 で・・・なんで、コウタは
 泣いてんの・・・?」


コウタクン号泣中・・・。


「事故起こさないでね・・・。 
 アイミも乗ってんだからさ・・・。」


そうゆう問題ですか・・・?
アイちゃん・・・。


「ヒロキのまえでは、そんなかお
 しないでね!
 ヒロキ、心配性だから。」

「わかってるよ・・・。
 そんなこと。」

「わかればよろしい。」

「着いたぞー。」


もう、着いたんかい。


たどり着いた場所は、お墓みたいに
暗くて、怖いようなところでは
なく、自然でいっぱいだった。