そんな、サトシを見てて恥ずかしい。


「「ただいま~」」

「おかえりなさ~い。」

「みんな、アカリとアイミのコト
 待ってるぞ。」


玄関の靴を見ただけで、
せいぜい10人はいることが
わかった。


「まだ、あとから来るぞ。」


え・・・。

まだ、呼ぶんかい・・・。


「コウタったら、うれしいんだよ。
 わかってやって。」

「やりすぎだよ・・・
 でも、うれしい。
 アイちゃんいろいろとありがとう。」

「なに、いきなり改まってんの?
 なんか、キモーイ。」

「娘に向かって、
 キモイゆうなよ・・・。」

「ごめんごめん!!」


やっぱり、アイちゃんは落ち着く。

あたしも、アイちゃんみたいな
ママになりたいなぁ・・・。