行くか。

そう思って、立ち上がった時
だった。

バタッ。

「キャーーーーーー!!」

「アカリちゃん!?」


アカリ・・?

俺は、いやな予感がして、
その場所へ走った。

案の定。

そこには、アカリが倒れていた。


「おい!!
 アカリ?どうした!!」


ピーポーピーポー

そのうち、救急車のサイレンの音が
聞こえ始めた。


「ソウタくん!!
 撮影はいいから、アカリちゃんと
 病院に行ってきて。」

「はい。」


俺の頭は、パニックになったまま。

気が付いたら、病院の待合室に
いた。