コウタが言った。


「今、病室に移動します。」

医者が戻って行った。


「アカリ。
落ち着け。
アイだって頑張ってるんだよ。
それを応援しないでどうするんだよ。」

「そうだよアカリ。
俺と、コウタで応援してやろうぜ・・・。」

「うわぁーん・・・」


それからあたしはいっぱい泣いた。
涙が枯れるまで泣いた。