「お、コウタどうした?」

「は・・・?
マジで言ってんの?」

「今から、行くわ。」


電話が終わった後のソウタの顔は青ざめていた。


「アカリ・・・
行くぞ。」

「え・・・?
行くってどこに?」

「病院。」

「なんで・・・?」

「アイが車に引かれたってよ。」


え・・・?
ソウタ何、言ってんの?
意味わかんない。


「いいから、行くぞ!」


あたしは、ソウタに引っ張られながら、タクシーにのった。