あたしの血を吸いなさい!


『でもさっき言ってたマリアさんの話し、ヴァンパイアの誰かが他にもこの近辺にいるってことになりますね。』


前足を自分の口元にもっていき考える仕種をするヴィオ。


「そっちも気になるけどなんで黒猫になっちゃったのかのほうが気になるんだけど」


あぐらをかきながら黒猫に視線を向けるマリア。


『あぁ、僕たちは夜行性なので日の出ているうちは寝るか変身して体力の消耗を防ぐんです。それに、家にヴァンパイアがいたらマリネさんもびっくりするだろうし。』


にっこりと笑いかけると『もうすぐ元の姿に戻りますよ』と付け足した。


マリネはふうんと納得した様子で返事をすると時計を見遣り、午後5時を過ぎたことを確認した。



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