あたしの血を吸いなさい!


バガンッ!!!!



「王子はどこだ!!!!!!!!!!!?????」


部屋のドアを壊れんばかりに開けばドア口から息切れぎれに部屋を見渡していく。


『えっと…、おかえりなさい…?』


何やら弱弱しい声が部屋のどこからか聞こえてくるがそれがどこから聞こえてくるものなのかマリアには分からなかった。


「?!王子なにどこにいんの!?苦しゅうないから姿をみせい!!!」


某国の殿さまのような口調で声を荒げるマリア。


『こ、ここです…』


「みえん!!!!!」


『ここですって…!』


「何、王子バカにしてんの…ん?」

足のすねがちょんちょんと叩かれていることに気づき、下を見る。


「!?」


「ねええええええこおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!??」


『お、おかえりなさい』


マリアのすねをちょんちょん前足で叩く黒猫が一匹。表情はよくわからないが、苦笑いした口調でもう一度おかえりなさいと言った。




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