「でしょ?でも、遠藤は嫌じゃなかったじゃん」


「...嫌って言うか、ドキドキしてて」




「ふぅん...ときめいちゃったんだ?」


「と、ときめいては...ない」




「うそつき」

「嘘じゃないもん!」





でも

あの時、遠藤の顔に見とれてた




長いまつげに高い鼻


真っ直ぐに見つめる黒い瞳に吸い込まれそうだった