彰那が立ち上がり、キッチンへ消えて行くと、僕達の間に沈黙が流れ始めた。 テーブルを挟んで僕の向かい。 表情は変えないけれど、退屈そうにしている神宮くん。 本当、ここにいても面白くは無いと思う。 現に僕だってそうだ。 神宮くんを自分の部屋に帰らせてあげたい。 兵藤くんはちゃっかり僕の隣にいるし。 さっきからチラチラ見られている気がするのは、恐らく気のせいではないだろう。 何か言いたいことがあるなら、ハッキリ言えばいいのに。