絵に描いたように爽やかな夏空の下。

蝉の声を全身に浴びながら、買い物袋を両手に、寮までの道のりを歩いていた。


今日から夏休みだというのに、全く休めていない。


それもこれも、彰那(アキナ)のせいだ。