学校案内。
「ここがおんがくしつー!」
ずっとみんな楽しそうに笑っている。
「あっヤバいっ!次の授業まであと1分しかないっ」
「えーっうそぉ!?」
「走れ走れぇっ♪」
わーっとみんなで走ってつぎの授業、理科の教室に着いた。
キーンコーンカーンコーン……
「セーフっ」
すると、先生が来た。
「えーっと、このクラスには転校生がいるのよね?」
「はいっ」
「どの子かしら?」
「あっ、私です!」
「あぁ、あなたが福原さんね。そういえば福原っていう政治家、いるわね。」
どきっ!
この先生はすごく鋭い。
もしかしたらあたしのことも知ってるんじゃ……
「そういえばいるねー。関係あるの?」
柚が興味津津!という顔で聞いてきた。
「うっ、ううんっ、ないよ~あはは!あるわけないじゃん!そんなことぉ~」
「そっか~そうだよねぇ……もしあったらこんなとこいないよねぇ」
「えへへへ」
適当に笑ってごまかした。


