あたしは正直どちらにも入りたくなかった。 福原は怖かったけど直接何かされたわけではない。 それどころか親友……にしてくれた。 「しっっ!もうすぐ来るころですよッッ!いつもどおりに固まって喋って!あいつは勘がするどそうですから、感づかせるような態度はとらないようにしましょうね!!」 その言葉で緊張感はするっととけ、いつも通りの朝のおしゃべりが始まった。 あたしはいつものように読書。 その3分後。 あいつは来た。 「おっはよー☆美歌子っ、こっちこっち!」