2006年4月 雨の激しい日だった。 今年から中学校に入学する俺は小学校からの友達の孝広と一緒に中学校の校門をくぐった。 期待を膨らませながらクラス発表の紙を見て同じ小学校の友達をさがした。 孝広とは違うクラスだ。 「まぁこんなもんか」 と話をしながら自分達の教室へ向かった。