「黙れよ」


 ピタ・・

鶴の一声ならぬ、イケメンの一声。

イケイケ女子は、黙った。


 
そう言って、茶色いシミつきのイケメン君
は、反対方向に歩いて行った。イケイケ女子
達を従えて・・。


 「聖君・・」


ココアをかけてしまったイケメン男子の

    名前は、青木 聖。


高校2年のなかで、もっともモテている
であろう男子。女の子みたいに繊細だが
女々しさはない綺麗な顔。軽く整えられ
た茶色い髪。



「青木聖に見つめられておちない女はいない」


  と、校内で有名な男の子。


 
  
そして私の、幼馴染だったりする。