「私は、人を招待する側だから…いつでも正装で居なければならない。」
そう言ってるが、アタシはそうは思わない。
「アリスは招待される側!
お茶会にだって…女王の裁判にだって!」
「いいえ。よく考えて?
私は招待されてなどいないわ。
そうね…どちらかと言えば、招かざれる来客に過ぎないのよ。」
難しい顔をしていたら、また笑われてしまった。
「フフっ。アリスはウサギを追い掛けて不思議の国に迷い込んでしまったでしょ?
お茶会に行ったのだって、ウサギの後を付け、彼らに道を聞くためよ。」
あぁ、そっか。
妙に納得してしまった。
曖昧だけれど、彼女は草原だったか丘にピクニックだかで来ていたんだった。
そこにウサギが来て、好奇心からウサギを追い掛けてくんだ。
「でもね…女王様は違うわ。
私を裁判で裁く為に、私を招くのよ。」
「…?
嘘ぉ。だって…アリスは結局、迷い込んでしまって、無実の罪を着せられるんじゃないの?」
「パイを盗んだのは誰?」
「…パイ?」
「フフっ。パイなんて可愛い物じゃないモノも盗んだけどね。」
「…?」
そう言ってるが、アタシはそうは思わない。
「アリスは招待される側!
お茶会にだって…女王の裁判にだって!」
「いいえ。よく考えて?
私は招待されてなどいないわ。
そうね…どちらかと言えば、招かざれる来客に過ぎないのよ。」
難しい顔をしていたら、また笑われてしまった。
「フフっ。アリスはウサギを追い掛けて不思議の国に迷い込んでしまったでしょ?
お茶会に行ったのだって、ウサギの後を付け、彼らに道を聞くためよ。」
あぁ、そっか。
妙に納得してしまった。
曖昧だけれど、彼女は草原だったか丘にピクニックだかで来ていたんだった。
そこにウサギが来て、好奇心からウサギを追い掛けてくんだ。
「でもね…女王様は違うわ。
私を裁判で裁く為に、私を招くのよ。」
「…?
嘘ぉ。だって…アリスは結局、迷い込んでしまって、無実の罪を着せられるんじゃないの?」
「パイを盗んだのは誰?」
「…パイ?」
「フフっ。パイなんて可愛い物じゃないモノも盗んだけどね。」
「…?」


