「おはよう」

「あぁ、おは…ぇえ!?」
竹森が
包帯を巻いてそこに立っていた。

「やぁや…どうしたんだいっ!?」
坂巻も来た。
「昨日な、うん。…車と接触したんだ!!すり傷だから問題ない!!ははははは!!」

明らかにウソだ。
表面上笑っているが
包帯から微妙に痛々しい傷口が見えている。

「そ…そうかい…大丈夫なら良いんだが…」
「竹森サマはこの通りピンピンしてる!気にするでない!」

そう言いながら席へ着いた。