学園騎士

夢と助けてくれた二人だけになり、夢は呆然とその人を見上げた。
見れば見るほど凛々しくて綺麗だ。何年生なんだろ?先輩のようだけど…。名前、知りたいな。
と、夢が見とれていると、その人と目が合った。
「何してるんだ。早く行かないと遅れるぞ」
「え?あー!入学式!」
入学式開始まで後十五分。夢は慌てて扉に向かった。
また会いたいと思いながら。