秋の紅葉が
綺麗だった。



いつの間にか
裸になった木が
銀色に染まる。


人の温もりが嬉しくて
私はいつも
川口といた。



そして季節は
春を迎えようとしていた。



私の隣にいるのは
いつも川口で


やっぱり愛花は
いなかった。