そして
海を見つめながら歩く
愛花の横顔は
今までの愛花とは違う
別の美しさがあった。


天使のような愛らしさじゃなく

花のように
儚い

そんな感じがした。



「川口くんとは
 うまくいってる?」


最初に口を開いたのは
愛花だった。


愛花の問いに
夕方のことを思い出して
思わず赤面。