当日 バスに揺られること 約二時間。 バスを降りた瞬間 鼻をくすぐる磯の香りと 心地良い波の音。 目の前には 透き通る青色の 綺麗な海が広がっていた。 「着いたー!! うーみーっ!!!」 うんと背伸びして 子供みたいに はしゃぐ私を見て 愛花は優しく笑って 川口は馬鹿にしていた。