ポカンと口を開け
不思議そうな顔で
川口を見つめる私。


川口は
ステージの方に向き直り
ただ真っ直ぐ前を見ていた。


そして…



「相田…
 俺、お前のこと
 好きだよ。」



前を向いたまま
川口はそっと呟いた。