お互いに背中を向け合い
それぞれ衣装に着替えた。


「せーのっ…」


愛花の掛け声を合図に
振り返った。


そこには
優しく微笑む
天使がいた。


愛里かわいい、とはしゃぐ彼女は
誰よりも
何よりも
輝いて見えた。



愛花は私にとって
本物の天使みたいな

綺麗で優しくて


愛しい存在だった。